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体重増加がひざの痛みの原因になることも

体重増加がひざの痛みの原因になることも

「若いときよりかなり太った」「動かなくなってお腹周りが気になるようになった」など、年齢とともに「肥満」が気になる方も増えてきます。少しくらいの体重増加はしょうがないと、そのままにしてしまうと、糖尿病や高血圧などの「生活習慣病」になるだけでなく、「ひざトラブル」の原因にもなりますので注意するようにしましょう。

歩くときにかかるひざへの負担は、体重の2~3倍

ひざは、太ももの骨、すねの骨、ひざの皿などの骨と、そのまわりを囲む関節軟骨、半月板などが組み合わさってできています。ひざ関節は、歩く・しゃがむ・座るなど、毎日の動作をするうえで、大切な役割をしています。

ひざには、歩くときで体重の2~3倍、階段の上り下りでは体重の3~5倍もの負担がかかっています。つまり、体重が100kgの人だと、歩きなら最大で300kg、階段の上り下りになら最大500kgもの大きな負担がひざにかかる計算です。

体重増加が「変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)」を引き起こすことも

ひざ関節の中でも、骨と骨が直接ぶつからないようにクッションの役割をしているのが、半月板や関節軟骨です。これらは、年齢とともにすり減っていきますが、体重が増えることでより負担がかかり、すり減ると言われています。半月板や関節軟骨がすり減ると、骨と骨がこすれて変形し、炎症や痛みを引き起こします。これが「変形性膝関節症」です。

いったん減少した半月板や関節軟骨は、残念ながら元通りになることはありませんので、少しでも長く良い状態でいられるよう、体重のコントロールをしっかりと行いましょう。

痛みがひどくなる前に、早めの受診が大切

変形性膝関節症は、すり減りが少ないころは歩きだしや立ち上がるときなどの「動きはじめ」に痛みがでるくらいで、ちょっと休めば痛みが治まるため、そのままにしてしまいがちです。ですが、悪化すると歩いている最中や正座しているとき、階段の上り下りなどで痛みを感じるようになります。さらに悪化すると、ひざの変形が目立ってきたり、歩くのも難しくなったりします。

歩く、座るなど、自分だけの力で出来なくなると、自立した生活が出来なくなり、誰かに介護してもらう状態にもなりかねません。ひざの痛みはそのまませず、早めにお医者さんに診てもらうようにしましょう。