膝や関節が痛くなる原因は？

「膝が痛くて歩けない…」「関節が痛くて思うように動けない…」
特にシニア世代では、そんなお悩みを抱える方は少なくありません。
そもそも、なぜこうした痛みが生じるのでしょうか？
まずはその原因を探ってみましょう！

加齢

毎日の歩行や運動で、膝は長い年月をかけて、ゆっくりと摩耗していきます。
関節のクッションである軟骨が徐々にすり減ることによって、炎症が起こり、やがて痛みを生じるのです。
はじめは腫れや違和感を感じる程度ですが、悪化すると歩行や階段の上り下りが困難になったり、安静時にも痛みが続く恐れがあります。
完全に対策することは難しいため、早めのケアが必要です。

無理な運動

急な運動や激しいスポーツで膝を酷使した場合、若いのに関節を痛めてしまうケースもあります。
ランニングやバスケットボール、バレーボールなど、走ったりジャンプ動作を繰り返すことで膝に負担をかけてしまうと、靱帯や腱を損傷し、慢性的な痛みにつながります。
運動を中止すれば回復する場合がほとんどですが、重症化するとスポーツができなくなったり、日常生活に支障をきたす恐れがあるので、注意しましょう。

気候や天気

「雨や台風の日に、関節の痛みが強くなる」という経験はありませんか？
これは気圧の低下によって私たちの体が影響を受け、血圧と心拍数が上昇しているため、という説があります。
血圧や心拍数の上昇といった交感神経の活発化により、血管の収縮やアドレナリンの放出が起き、結果、痛みに敏感な状態になると考えられます。
これと同じ原理で、寒い季節も血行不良のため痛みを感じやすいシーズンといえるのではないでしょうか。
梅雨時期や冬場などは体を温めて血行を良くし、痛みに負けない体づくりを目指しましょう。

まとめ

いかがでしたか？ 痛みの改善には、まずは根本的な原因を探ることが重要です。
原因を見つめ直して適切に対処し、心身ともに健やかな毎日を手に入れましょう！